ホームページの効果(メリット)について|デメリットと注意点も
ホームページは、「誰にでも、どんな場合にでも、最適なツールである」とは言い切れません。
でも、ホームページで解決できる問題を抱える人にとっては、かなり強力なツールになります。
・自社のサービスや強み、良さをしっかりPRしたい
・親近感を持って、もっと気軽に来店や問い合わせをしてもらいたい
・実績をPRして、信頼感をアップさせたい
・狙ったターゲット層の新規顧客を開拓したい
これらに当てはまる方は、この記事をチェックして、自社ホームページを持つことについて検討してみてください。
ホームページの効果(メリット)だけでなく、デメリットや注意点にも触れておきますので、参考にしてもらえると思います。
ホームページの効果(メリット)、できること
自社ホームページを持つことには、たくさんの効果(メリット)があります。
・伝えたいことを、自由に伝えることができる
・親近感を持ってもらうことができる
・お客様の不明点、不安感を解消することができる
・上記の結果、来店やお問い合わせをしてもらいやすくなる
・「サービス名+地域名」などのネット検索の集客力が高まる
・「来てほしいお客様」、「取りたい仕事」にターゲットを絞ることができる
他にもまだまだありますが、まずはこれらについて見ていきましょう。
伝えたいことを、自由に伝える
ホームページは自分の思うように作れるので、自分の伝えたいことを、自分の伝えたいように伝えることができます。
「自社の強み」、「他社との違い」、「特に推したい商品やサービス」など、何を目立つようにPRするのか、自由に決められます。
文章も想いを込めて表現できますし、写真や図表でも、見せたいものを自由に載せることができます。
チラシやパンフレットと違って、ホームページでは紙面の制限がありません。
伝えたいことは、実質、無制限に掲載することができます。
チラシやパンフレットなどからホームページにアクセスしてもらって、紙面上では十分に伝えられない情報を補足して伝えることもできます。
自社のホームページがない場合、お客さんが自社名で検索してくれたとき、どうなるでしょう。
例えば、建設業や福祉施設など、業者紹介サイトに掲載されていれば、その紹介サイトが選んだ項目について、簡単に紹介されるだけになります。
そうなると、伝えたいことが伝わらなかったり、古い情報や誤った情報が伝わってしまったりもします。
最悪の場合、住所の近い同業他社が検索結果に表示されて、せっかくお客さんがそちらに流れてしまいます。
自社ホームページがあると、「伝えたいことをしっかり伝える」、「検索してくれたチャンスを逃さない」ことに繋がります。
親近感、信頼感を持ってもらう
ホームページで情報を開示したり、お客さんの目に触れる機会が増えたりすると、親近感を持ってもらいやすくなります。
地域の会社(お店)でも、「どんな商品・サービスを扱っているのか」、「どんな人がやっているのか」が分からないと、なかなか利用しようと思えないですよね。
来店や電話のハードルは高くても、ホームページだとお客さんは気軽にチェックすることができます。
ホームページで商品・サービス内容や会社やお店の雰囲気、社長や従業員の人柄などを知ることができると、お客さんは親近感を持ちやすくなります。
親近感を持ってもらうには、「店長ブログ」や「スタッフブログ」などを運営するのも、とても有効です。
また、実績をPRすることで信頼感アップにもつながります。
これは一般のお客さんだけでなく、取引相手の会社や、金融機関などに対しても当てはまるので、ホームページを作った場合は、積極的に実績をPRしていきましょう。
お客様の不明点、不安感を解消する
1つ目に挙げた内容にも関連しますが、情報を開示することで、お客様の不明点や不安感を解消することができます。
情報がなくて分からないことがあると、やっぱりお客さんは不安ですよね。
ホームページでよく作るページとして、「お客様の声」や「よくある質問」がありますが、これらはお客さんが知りたいことを伝える上で、とても有効です。
特に、面と向かっては聞きにくいことなどをホームページに載せておいてあげると、大きな安心感につながります。
「よくある質問」では、頻繁に問い合わせがある内容の回答を載せておくと電話対応の省力化にもつながりますし(※)、実際には「よくある質問」でなくても、お客さんに知ってもらいたいこと載せておいて、さり気なくPRすることもできます。
(※)あえて問い合わせ電話をもらって商談につなげたい場合など、何でも「よくある質問」に載せればいいという訳ではありませんが。
来店やお問い合わせがされやすい
ここまでの「情報を伝える」、「親近感を持ってもらう」、「不明点、不安感を解消する」の結果、来店やお問い合わせがされやすくなります。
大切な人との食事や、会社の飲み会でも、あまり情報がない(ホームページがない)お店を選びますか?
ある程度、大事なことを決めるときに、情報のないところに決められないですよね。
あまり知らないところに来店するとか連絡するのって、けっこうハードルが高いものです。
お客さんは、情報がないと「来店や電話をして聞いてみよう」とするより、情報が出ている他のところを探しに行ってしまいます。
ホームページのメリットはいろいろありますが、お客さんの「来店や問い合わせをするハードルを下げる」というのは、すごく大きなメリットだと思います。
「サービス名+地域名」検索で集客できる
ネット検索からの集客も、ホームページの大きな効果です。
自社を知ってくれていて、自社名で検索してくれたお客さんを取りこぼさないというのはもちろんですが、自社のことを知らず、一般的なキーワードでの検索(例えば「リフォーム おすすめ ○○市」や「建設業許可申請 行政書士 ○○市」など)で検索結果の上位に表示されれば、新規顧客の開拓にもつながります。
このようなキーワードで検索する人は、「○○市でおすすめのリフォーム業者を探している人」、「○○市で建設業許可が得意な行政書士を探している人」なので、成約にとても近い人を集客できることになります。
特定のキーワードで上位表示をさせるには、掲載内容や投稿記事の内容に工夫が必要ですし、キーワードによっては難易度が高いものもありますが、うまく行けば、ホームページが24時間365日稼働する、強力な集客ツールになります。
「来てほしいお客様」、「取りたい仕事」に絞る
集客するといっても、自社がターゲットとしていないお客さんが来てくれても仕方がありません。
自社の守備範囲外であれば、問い合わせに対してお断りをしなければならないことも出てきます。
「まずはいったん幅広く集客して、対象外のお客さんにはお断りさせていただく」のもありでしょうが、ホームページを制作・運営するときにしっかり設計しておけば、「来てほしいお客様」、「取りたい仕事」にターゲットを絞ることもできます。
「自社の取扱いサービスを明記しておく」、「対象外のサービスを明記しておく」ことの他、どういうキーワードで検索されたときに上位表示されたいのかを踏まえて、掲載内容や投稿記事の内容を考えることで、それができるようになります。
その他
いくつか挙げてきましたが、この他にも、
・ホームページは最新情報に更新しやすく、紙媒体と違い再印刷が不要
・ホームページを説明資料として使うのも便利
・ホームページがあるだけで、「しっかりしたとこ感」が出る
などのメリットもあります。
また、機会があればご紹介しようと思います。
ホームページのデメリット、注意点
これまでホームページのメリットを挙げてきましたが、デメリットや注意点も見ておきましょう。
デメリットとして考えられるのは、
・費用が掛かる
・すぐに結果が出るとは限らない
・「内容がよくない」、「見た目が悪い」と逆効果になる
・「放置している感」が出ていると逆効果になる
などが挙げられます。
1つずつ見ていきましょう。
費用が掛かる
まず、ホームページを作って維持しようとすると、費用が掛かります。
ホームページの効果(メリット)を考えると、コスパはすごくいいと思うのですが、やはり出費については考えておく必要があります。
ホームページ制作の主要なシステムであるWordPress(ワードプレス)で考えてみましょう。
制作費は、自分で作ってしまえば費用は掛かりませんが、作り方の習得から実際に制作するのに、かなりの時間が掛かってしまいます。
制作会社に依頼すると、ざっくりですが、5~6ページ程度なら安ければ数万円~20万円くらい、高ければ40~60万円くらい、10ページ程度なら安ければ数万円~40万円くらい、高ければ100万円を超えることもあるといった感じです。
制作費の他に、レンタルサーバー代(※)、ドメイン代(※)も必要になります。
※サーバー:ホームページ公開に必要なデータを保管しておくもの。
※ドメイン:インターネット上でのホームページの位置を表す住所のようなもので、当ホームページで言うと、https://nakama-web.com」のうち「nakama-web.com」の部分。
※それぞれ、レンタルサーバー会社、ドメイン取扱会社と契約します。
レンタルサーバー代は年間で数千円~1万円台のものが多く、ドメイン代は年間で二千円程度のものが多いです。
両方合わせて、月当たり数百円~千円程度といったところです。
最近はレンタルサーバーとドメインを同時契約すると、ドメイン代が永久無料になるところもあります。
キャンペーンなどをうまく使うと、ドメイン代が永久無料で、サーバー代もはじめの3年間は実質、月額200円程度に抑えられたりもします。
この他、制作会社によっては、「○年契約で、月当たり○円」といった費用が必要になる場合もあります。
制作費が安くても、「○年縛りの維持費」が高額な場合、結果的にコストがかかってしまうので、注意が必要です。
制作費は制作会社を選べば低く抑えることもできるので、何社か比較してみるといいと思います。
もちろん価格だけでなく質のチェックと、維持費も含めて比較してください。
(補足)
最近は無料でホームページを作成、維持できるサービスも出てきてはいますが、
・いつ、そのサービスがなくなるか分からない
・広告が表示される
・無料では機能制限があり、やりたいことをしようとすると有料に切り替える必要がある
・「いかにも無料サービスで作っています感」が出てしまう
など、自社ホームページを運営するのには不向きな場合もあります。
すぐに結果が出るとは限らない
一般的なキーワードで上位表示させるのは、キーワードによっては難易度が高いこともありますし、うまくいく場合でもある程度の期間が必要になるので、「公開したらそれだけですぐに集客力が爆発的に上がる」ということは難しいです。
うまく記事を投稿して軌道に乗れば、一般的なキーワードの検索順位が徐々に上昇し、ホームページへの流入が増え、集客力が高まってきます。
X(旧Twitter)やインスタグラム、LINE公式アカウントなどSNSでの情報発信、チラシやパンフレットでのホームページ案内などと組み合わせて活用していくのが効果的です。
「内容がよくない」、「見た目が悪い」と逆効果になる
せっかくお客さんが自社ホームページに来てくれても、掲載内容がよくないとか、見た目が悪いと、かえって「ここはやめておこう」となってしまいます。
必ずしも「洗練された文章でないといけない」とか、「美しいデザインでないといけない」というわけではありません。
・書いている内容が分かりにくい
・誠実さが感じられない
・いかにも手抜きで作ったようなデザイン
などはマイナス要因ですが、
・クセのある文章でも個性が出ている
・文章や写真に「らしさ」がある
・一生懸命、作った感じがある
などは、見た目だけ良くてあまり中身のないホームページよりも魅力的だと思います。
「放置している感」が出ていると逆効果になる
こちらも、お客さんがホームページに来てくれたときに、「ここ、まだちゃんとやっているのかな」と心配になってしまいます。
・古い情報が載ったまま
・ブログの更新が数年前で止まっている
のは印象がよくありません。
あまりホームページの更新をしない予定であれば、更新をしない前提でデザインや掲載内容を考えましょう。
まとめ
自社ホームページのメリットとデメリットついて書いてきましたが、デメリットはそれほど大きくないか、対策をすることで避けることができるので、ホームページを持つことのコスパは高いと思います。
とはいえ、もともとホームページが必要ない方(上記で挙げたメリットが必要ない方)は無理に持つ必要はないと思うので、「うちはホームページがある方がいいなぁ」と思われた方は、この機会に検討してみてください。
長文になりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ホームページ開設を検討されている方へ
ナカマウェブの公式サイトをご覧いただき、「ここに相談してみよう」と思っていただけたら、ぜひお声がけ、お問い合わせください。
お客様の「こうなりたい」、「こうしたい」の達成に向けて、お客様に必要な、お客様に合ったホームページをご提案いたします。